
artist-in-residence / alternative space
Operation Table
has been inaugurated in April, 2011
News
ちょうど開催から1年経ちましたが、このたび2024年2月23日~3月23に開催していました「アキレスと亀と旅ねずみ」の展評を吉川神津夫さんに寄せていただきました。(リンクはこちら) 展覧会直後に花田伸一さんからのエッセイもすでに掲載済みなのですが、展覧会終盤に京都からおいでになった吉川さんが展覧会をご覧になって、展覧会の典拠のひとつでもある寺山修司の「レミング」を初演でご覧になったことなどをお聴きし、別の視点で展覧会評を書いていただけるのでは、とお願いしていたものです。この機会に5期に分けて展示替えが実現された展覧会の展示模様をスライドショウにしてまとめ5つの動画を掲載しました。(リンクはこちら)
QMACセミナーのご案内
第40回QMACセミナー
ノルデの展覧会図録 藤本真帆学芸員
エミール・ノルデの東アジア滞在と水墨画の影響関係
講師;藤本真帆(新美術館建設室/福岡県立美術館学芸員)
日時;2025年2月23日(日) 14:00~15:30
会費;1,000円 (トーク後お茶の会あります。トークのみの方500円)
ドイツ表現主義の画家、エミール・ノルデ(1867 - 1956)は強烈な色彩と激しいタッチの絵画作品で知られています。「自由闊達な表現の水彩画」も多く残されており、藤本さんは、それらの水彩画に東アジア美術の影響を見ています。ノルデの影響関係といえば、これまでオセアニア美術との関連から語られることが多かったのですが、「日本を含む東アジアでの滞在記録や、日本に関わる遺品の分析、和紙使用」の事例を検証して、ノルデと日本の関連に言及します。(「 」は藤本さんのテキストから引用)
現在は新福岡県立美術館建設準備の担当で展覧会企画の業務から離れていらっしゃる藤本さんは、この間も、研究や学会発表を続けて来られました。その成果のひとつとして、今回のテーマがえらばれています。
また3月には、ただいま北九州市立美術館で開催中の「磯崎新の原点 九州における1960-70年代の仕事」を企画された学芸員の落合朋子さんに、展覧会準備から開催までの経緯や展示内容についてお話を伺います。
第41回QMACセミナー
「磯崎新の原点」図録表紙 西日本シティ銀行1Fエントランスホール 野見山暁治による天井画
磯崎新の原点 九州における1960-70年代の仕事
講師;落合朋子(北九州市立美術館学芸員)
日時;2025年3月9日(日) 14:00~15:30
会費;1,000円 (トーク後お茶の会あります。トークのみの方500円)
磯崎新(1931-2022)の設計で1974年に開館した北九州市立美術館は昨年50周年を迎えました。この展覧会「磯崎新の原点」は磯崎が九州で手掛けた初期の仕事に焦点をあてるものです。注目すべきは、北九州市美に先立つ1971年に竣工された福岡相互銀行本店(のちの福岡シティ銀行、現西日本シティ銀行)の設計です。長らく博多駅前のランドマークであったその本店ビルは、博多駅周辺の再開発事業の一環として、2020年に建替え工事に入っています。この機会に、銀行内に展示されていた美術作品の寄託が決まり、「磯崎新の原点」展覧会の企画も立上りました。QMACセミナーでは、この数年、磯崎建築と西日本シティ銀行(四島)コレクションの調査と展覧会準備に関わってきた落合学芸員にお話いただきます。展覧会は3月16日(日)まで開催中、ご覧になった方もこれからの方も、どうぞ落合学芸員の力のこもった企画の背景を語るトークにおいでください。
11月9日から24日まで開催していました「遠賀川神話の芸術祭」にライターの黒川智子さんから展評を寄せていただきました。
村田峰紀のパフォーマンス映像と画像を掲載しました。
8月〜9月に開催していました「「NAGAB 長崎からのアール・ブリュット」、うらんたん文庫の藤田学さんから展評を寄せていただきました。
QMAC企画からの第三弾となる黒岩恭介著『フランク・ステラ さまざまな視点から』を発行しました。
ここをクリック
終了して1年余りが過ぎた展覧会ですが、昨年6月23日から8月27日まで開催していた「林檎と蜜柑の数え方」の展評に替えて、東アジア現代美術研究者の藤田千彩さんによる三津木晶さんへのインタビュー記録を公開しています。
なお藤田千彩のインタビューは22,000字に及ぶ長いものでしたので、ホームページ掲載用には短縮版を、フル・ヴァージョンはリンクを張ってお読みいただけるようにしています。
このたびQMAC企画から『高松次郎インタビュー記録集』を刊行しました。
黒岩恭介「フランク・ステラ、思い出すことなど」を掲載しました。
「アキレスと亀と旅ねずみ」展の展評を佐賀大学の花田伸一さんに寄せてもらいました。
遠賀川神話の芸術祭2024 は過去の展覧会へ移動しました。
昨年、QMAC企画から刊行された『アーサー・ダントを読む』に続き、QMAC企画第2弾となった黒岩恭介著『コンセプチュアル・アートの三人』を発行しました。
2023年11月29日で終了した「やはたアートフォレスト 2023~パレットの樹~関連企画 遠賀川神話の芸術祭2023~石炭と鉄/山本作兵衛✕青木野枝」展のために、上野朱さんから作兵衛翁を詠った「作兵衛升歌」「栓友-作兵衛・タツノの場合」の2篇とその解説、また落合朋子さん(北九州市立美術館学芸員)から展評を、そして青木野枝さんから、急遽開催が決まった展覧会への思いを綴ったエッセイを寄せていただきました。
桑山忠明(1932-2023)さんの訃報が届きましたので、お知らせします。8月13日(金)にニューヨークで家族に看取られながらお亡くなりになりました。後日偲ぶ会を計画しているそうです。ご冥福をお祈りします。
桑山忠明追悼展のお知らせ
会場:Marlborough Galley, 545 West 25th Street, New York, NY10001
会期:2023年11月9日 ー 2024年1月12日
初日は午後5時にオープン
8月27日終了の「林檎と蜜柑の数え方」の会場写真と出品作家2名+真武の各エッセイを掲載しました。
33rd QMACセミナー「寺山修司と高松次郎の68/72」真武真喜子(インデペンデント・キュレーター/Operation Table)をご案内します。
2019年の第30回以来、コロナ禍のため中断していましたQMACセミナーを再開いたします。
第31回目となる再開第1弾は、QMACセミナー第0回から17回までに4回ほど「アーサー・ダントを読む」という連続講義をしていただいた黒岩恭介さんにお願いしました。
これに続いて次週は、関西を拠点にアートライターとして活動する藤田千彩さんにおいでいただきます。詳細はこちらをクリック。
※終了した展覧会については、トップ・メニューの【exhibition/・past】にまとめています。
※終了したセミナーについては、トップ・メニューの【event】にまとめています。
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写真家、山本糾さんの「ミシンと蝙蝠傘」です。「ミシンと蝙蝠傘」は2017年Operation Tableで開催された山本糾さんの展覧会タイトルであり、その中心となった出品作でした。印画紙にプリントされたモノクロ写真を屋外に設置する方法をずっと検討して2年が経ったのですが、このたび彫刻家、古賀義浩さんの製作したガラスフレームに入り、設置も古賀さんにやっていただきました。カラフルな素材や筆跡も残る壁画の中に、モノクロームの硬質な写真作品が加わり、外壁ギャラリーも一層バラエティに富んだものになりました。みなさま、通りすがりに、また展覧会やイベントにおいでの機会に、ぜひご覧ください。
山本糾「ミシンと蝙蝠傘」(右図)が仲間入りしたOperation Table外壁右中段
2018年11月23日、Operation Table外壁に新しい作品が加わりました。古賀義浩さんの石板レリーフです。いつもは水平線や山の稜線を思わせる抽象的な1本の線が走っている古賀さんの石板レリーフ、ここでは他の壁作品と同じく、手術台+蝙蝠傘+ミシンをテーマにしているので、手術台から浮き上がったミシンから青い糸の刺繍が縫いだされているような蝙蝠傘をかたどった線、曲線をつなぐために、きちんと並んでいる石板も不連続多方向につながっています。お近くまでいらっしゃる方はぜひお立ち寄りご覧になってください。
11月23日(金)に壁の作品がひとつ新たに設置されます。古賀義浩さんの石板レリーフです。ただ今絶賛制作中なので、まだどんなものになるのか???ですけど、乞うご期待。すでにある壁の作品たちと同じく、手術台とミシン+蝙蝠傘がテーマです。古賀さんが以前から制作発表してきた石板レリーフのタイプの作品となります。公開設置と記念トークをご案内します。
2018年11月23日(金・祝)
13:00 公開設置
14:00 記念トーク 古賀義浩
16:00 レセプション
場所 Operation Table
参加費 500円(レセプションは+1,000円)
古賀義浩さんは2016年に開催された「行雲流水 青木野枝+古賀義浩」@Operation Tableの展覧会アーティストです。
http://operation-table.com/koun.html